WordPress を軽くするためにやってみてそしてやめたこと

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ずっと wordpress が重いのは当たり前だと思っていましたが、それにしても重すぎるのではないかと、一時期軽くするためにあれこれ試してみました。

キャッシュ系プラグイン

検索しすぎて世の定番を覚えてしまうくらいのそれはまずキャッシュ系プラグインです。

WP Super Cache

最初は選択肢があまりなくて、これを使ってみましたが、何だか変なエラーが出たり、そもそもちっとも軽くならないのですぐに使用をやめました。静的HTMLが生成されれば速いのですが、この生成にとても時間がかかり、プラグインを切ったほうが表示が速いほどでした。
静的HTMLの生成を自動で行う措置がサーバーに負担をかけすぎて余計に遅くなっていることに気づき「本末転倒」と呻いて使用停止したのです。

W3 Total Cache

多機能で話題だった W3 Total Cache は、試用段階で無茶苦茶なことになりまともに使えませんでした。設定画面が多くて意味がわからず「素人が近づくと怪我するぜ」といいながらポイ。

 

Quick Cache -> Comet cashe

そんな中この Quick Cache がとてもよろしくて、適度に重く適度に軽く、派手さはないが負担少なく、長い間定番として使っていました。
このプラグインは後に Zen Cashe という名前に変わり、さらに名前にケチがついていちゃもんをつけられたせいで Comet Cashe という名前に変わりました。
以前は無料で出来ていた素敵な設定が有料版専用の機能となりましたが、静的HTML作成キャッシュプラグインでは安定していて実は今でも使っています。

根の深そうなキャッシュ系

静的HTMLだけじゃなく、クエリの何たらをキャッシュしたり、翻訳ファイルを何たらしたり、何たらを何たらしたり、よくわからない根深いところで動くキャッシュプラグインもいろいろあります。

比較的最近まで定番として使っていたのは、Mo cacheFile cashe のセットです。なぜセットかというとそうしないと意味がないからだそうです。
WP Hyper Response というレスポンスが快適になるプラグインにもお世話になりましたし、それから DB Cache Reloaded Fix もずっと入れていました。

これらは、初めて入れてみたときは体感できるほど管理画面も速くなりまして、それでそれ以降何も考えずずっと入りっぱなしのプラグインでした。

これらはときどき悪さをしでかして、Wordpressの更新や何かのタイミングでグダグダになる原因としても頑張りました。問題が起きたとき、大抵はこれらのキャッシュファイルと本体をポイと捨てて入れ直せば直りました。
このメンテ性の良さというか悪さというか、これも気に入っていたところです。

その他のプラグイン

それ以外にもウィジェットをキャッシュしたり、上のと同じ機能の別のプラグインがあったり、あれこれありました。
しかしキャッシュばかり作っていても根本的に速度改善には至りません。なぜなら、キャッシュ生成する前の段階、サーバーの根深いところの処理が遅いとどうにもならないし、負担が増えてかえって重くなるという事態にもなりかねません。
そんなことを学んで、それでキャッシュキャッシュ言うのをもうやめにしたのです。

つまり、Wordpress が重い原因を取り除くのはサーバーの負担を減らすこと以外にないのであるとわかってきたのですね。

素人の浅知恵が沸いてきて、head内を弄ってスクリプトをまとめたり大きすぎるCSSを小さくしたり、処理の効率化を目指すようなプラグインに目を付けます。 しかし所詮は素人の浅知恵、例えば Head Cleaner というのを入れては表示が総崩れになり慌てて試用をやめたり、Autoptimize を入れてみては設定で迷いまくったりします。

Autoptimize

Autoptimize を使ってみようと思ってみた頃には、スクリプトが多すぎるとかCSSがでかすぎるとか、そういう問題点を何とかしようと設定のチェック項目でテストしまくり、それなりに上手い着地点を見つけました。これも定番としてしばらく君臨していましたし、何の疑いもなく恩恵にあずかっていると思っていました。いや、実際に効果はあります。でも設定がちょっとややこしくて知識が必用なんで、切羽詰まってなければまあいいかと今では外してるんですね。

もう少し丁寧に言いますと、minifyされたデータがブラウザのインスペクタで解析するときに不便でして、その都度オンオフを繰り返すのが面倒になったというのもあります。

Clean Options

WordPressが重い意外な原因がありまして、それは素人が何も考えずにいろんなプラグインを試しては外し試しては外しした結果、データベースのwp_optionテーブルにゴミデータが山盛り残ってしまうという、そんなことになります。
行儀のいいプラグインは削除するとテーブル内も綺麗にしてくれるようですが、皆が皆お行儀いいとは限りません。
ある時、Clean Options プラグインを使ってテーブル内を覗いてみたら、そのあまりの混沌ぶりに気を失いそうになりました。
わけのわからないプラグインのゴミが数万行、まるで詰まった下水の如き状態だったんです。
この時は、テーブル内の数万行を数百行に減らすのに半月かかりました。一個ずつ確認しないと何がどれなのかわからないからです。
そしてオプションをクリーンにした結果、この時もあっと驚く体感を取り戻しました。
Clean Options を使ってゴミデータの確認をすることはプラグインをたくさん試す人には有用ではないかと今でも思っています。が、Clean Options はもう何年も更新が止まっている過去のプラグインということでご注意を。

この話は数年前の話ですから、今では多くのプラグインがもっとお行儀いいかもしれません。

プラグインでは基本的にだめなんです

そんなこんなで wordpress の重さと戦い続けた数年間ですが、プラグインはなるべく少ない方がいいに決まっています。あれこれ入れるごとに重くなります。管理も面倒臭いことになります。

wordpressを軽くする方法を、今では少し学びました。phpファイルとcssファイルの簡素化です。もうね、これに尽きます。

私は素人のくせにやりたいことだけ身分不相応でしたから、無茶苦茶なコードを書きまくって、数十個のinclude用テンプレートファイルにトータル万の桁に届くというcss、こういったものにまみれておりまして、こんな間抜けなことをやってそれで「重い重い」と嘆いていたんですね。

それで頑張ってコードの簡素化に挑むわけですが、これが難易度がものすごく高くて、自分で書いた数年間の蓄積したコードを解析しきれません。cssもあっちこっちに飛びまくって重複しまくり影響しあい、何が何だか判りません。これに取り組むことが重要です。何となればサイト設計の考え方から変えねばなりません。ややこしいことはもうやめよう。

しかし、それ以外にとても大きな重さの原因があります。

サーバー

さくらのレンタルサーバーはお値段安くてわかりやすくていい感じですが、wordpressを使うようになってから酷い有様でした。重いのは自分がアホのせいだと思っていましたがそれだけじゃなく、まずはメモリが圧倒的に少ないという現実を知ります。

これも数年前の話ですが、どうやらあまりにも少なすぎるメモリのせいでwordpressの処理がおぼつかない模様とわかってきました。
それで、別のレンタルサーバー屋さんに乗り換えようとして準備していたその矢先、サーバーがアップグレードしましたとタイミング良くお知らせが来て、その後はびっくりするくらいに快適になったんですね。
この瞬間「なんだかんだ言っても、サーバーの善し悪しがすべてであった」と明白に知りました。

しかしやがてまたもや重くなってきました。重すぎてサーバーエラーが頻出します。いつ何をやってもエラー503とか、そういうのでまったく更新作業もできません。
来る日も来る日もさくらのサーバーのエラーログを眺め倒します。よくわかりませんがそのエラーで検索してみれば、処理が追いついていないことに尽きると思われました。

キャッシュがどうのとか、プラグインがどうのとか、cssを小さくしようが CloudFlare しようが、結局はサーバーの力次第であると、いろんなテストをしてみたりグラフを見たりして確信。

レンタルサーバー乗り換え

長年お世話になったさくらのレンタルサーバーですが、もう限界でありまして、乗り換えることにしたのでございます。

乗り換え先はあれこれ検討したものの、結局は使ってみないことにはわかりません。共用ですから運もありましょう。

さくらより幾分かましになればいいくらいに思っていて、というのも、自分のような使い方の場合、安いコースではなくゴージャスな契約をしないといけないのではと薄ぼんやり気づいていたからです。

迷っていてもわからないので、あちらこちらで評判のよい XSERVERというところでお試ししてみることにしました。
評判はいいけれどその大半が広告のようだし、半信半疑でした。

XSERVER

ネット情報の評判はいいけれど大半は広告であると気づいている私ですが、ここに来て高らかに宣言しますけど、さくらのレンタルサーバーとは比較にならないくらい快適、自分の環境に関してはさくらとは雲泥の差でした。
今まで遅いだの速いだのいろいろ思ってきましたが、桁違い。管理画面もサクサク動くし、夢のよう。5年間を返せと叫びました。

sakura-xserver-ss2016-03-16
これはサーバー切り替えのタイミングを捕らえた頃のグラフ。たくさんのファイルが短時間にクロールされているのが明白かと。

結論として WordPress の速度改善に最も効果があるのはサーバーの変更であるという、どのような小手先の工夫も良いサーバーの前では小さな出来事に過ぎません。

これまであれこれ工夫していた速度改善系プラグインをことごとく外しました。細かな仕組みの効率系もほぼ全部使用停止。もちろんCloudFlare さようならです。
こうしてインストールされたプラグイン数も劇的に減り、ますます快適に拍車がかかります。

遅くて重いときには計測サイトでテストしたりブラウザの開発ツールでグラフを眺めてため息をついたりしていましたが、そのような人生の無駄もすべてやらなくなりました。
数値で言うともしかしたらさほど効果が上がっていないのかもしれませんが、数値なんかより体感がすべてです。もう数値やABC評価に何の興味もありません。

さてそんなわけで、これほど快適になるのなら人様にお勧めするしかないではないか。せっかくお勧めするなら、広告にしたほうが双方しあわせではないか。ということで広告を貼るのであります。普段広告嫌ってくるくせにやることが本末転倒ですが私にとってはいつものことです。将来おとなになったら本末さん家に嫁いで転倒に改名しようと思います。

こうして私は、Wordpressを軽くするために多く費やした馬鹿らしい時間を、他の馬鹿らしいことに向けることができるようになりました。

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