WordPress 6.7 以降、_load_textdomain_just_in_time() のエラーが発生していて、6.7.1でも修正されていません。対処は、エラーの表示を隠すか、WordPressのバージョンを6.6.2に戻します。
WordPress 6.7 の _load_textdomain_just_in_time 警告
WordPress 6.7 以降、翻訳の呼び出しに関するエラーがいくつかのプラグインとWordPressコアで発生しています。6.7.1 の更新でも修正されていません。

Qyery Monitor によると、Doing it Wrong というエラー、警告ですか?「やり方が間違っとるよ」と叱られております。
Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the plugins-garbage-collector domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. (This message was added in version 6.7.0.)
訳:
関数 _load_textdomain_just_in_time が正しく呼び出されませんでした。プラグイン ガベージ コレクター ドメインの翻訳ロードがトリガーされるのが早すぎました。これは通常、プラグインまたはテーマの一部のコードの実行が早すぎることを示します。翻訳は初期アクション以降にロードする必要があります。 (このメッセージはバージョン 6.7.0 で追加されました)
よくわからんが翻訳の何かが正しく呼び出されていない模様。で、いくつかプラグインの名も上がっていますが WordPressコアでも指摘されているので、単にプラグインのせいではありませんね。
気長に待てば修正されると思いますが、待ちきれないあなたは二つの解決策からお好きな方法を選びます。
解決方法
警告を表示させない
警告の表示を隠してしまう方法で、根本的な解決ではありませんが、そもそも翻訳が上手くいかない程度の軽微なエラーなので隠せば良い。
error_reporting(0); でWarningを非表示にできるようです。ここでは、一般に公開しないようにだけしてみましょうか。
<?php // php警告を一般に非公開 if(is_user_logged_in()){ }else{ error_reporting(0); include "Warning.php"; } ?>
ログインしていない場合に警告を隠します。functions.php なり、スニペットなりに書いておきます。
この措置は今回に限らず、ずっと前から採用しています。ただの警告なんだから不細工なものを公開する必要ないし、深刻なエラーならそもそもサイトが表示できていないだろうし。警告はログインしている管理者にだけ判れば良いかなと。
WordPressをダウングレード
アップグレードによるエラーだから元に戻せば良いという考え方です。そもそもが急いで更新する必要もありませんし、元のバージョンが不具合にまみれていたなんてこともありません。6.7からの不具合だったらその前に戻しましょう。
WordPress のバージョンを戻すのは大変ですが、良いプラグインがあります。これ、前にもお世話になった記憶が。その名も WP Downgrade です。

最新でテストされていないですね。ちょっとドキドキしますか。自分が人柱となり試しましょう。
WP Downgrade を使うには、戻すバージョンを入力する必要があります。WordPress のリリースされたバージョンはこちらから確認できます。ダウンロードもできます。
WordPress リリース – wordpress.org/releases/
さっそく WP Downgrade をインストールして 6.7.1 から 6.6.2 にダウングレード、ここdigitalboo.netで試しました。もしあなたがここをまともに読めていたら問題なく完了した証拠です。
・・・と、思っていましたが若干様子が変なのであまりお勧めしません(update-core.php に問題が出て警告されます。WP Downgrade を停止すれば直りますが)
プラグインやテーマの更新・修正
前向きな解決は、プラグインの更新待ちです。この問題が発生してから結構経ちましたので、プラグインも更新されて然るべきかもしれません。更新されない古いプラグインを使っているなら・・・がんばって自分で修正を試みるか、他のプラグインを探します。翻訳を呼び出す部分は _( ) みたいな感じなので、翻訳を辞めてしまうのも手です。
もうひとつ、テーマの問題もあります。例えば twenty-seventeen はこの問題を抱えていたりします。修正されたかな?わかりませんが、テーマが更新されると改善するかもしれません。
テーマで言えば、子テーマの自分で書いた functions.php の中身を怪しむのも良いでしょう。昔見よう見まねでphpコードをコピペしてカスタムした部分などに古い書き方の翻訳指定が含まれていたりします。functions.php にカスタムした関数を作ってる人はそういうのもチェックしましょう。