LUMIX DC-LX100M2 発売するんですって

PanasonicのLX100はさすがに販売店から姿を消し手に入らなくなってきました。後継機種の噂もないし消えゆく機種なのかと思っていたら、改良版が発売されることになったそうです。

LX100M2っていう、所謂マークIIのネーミングです。後継機種というより改良版のようです。LX100の人気が根強いのでその声に応えたというか、値崩れ阻止というか、地味な位置付けかもしれませんがLX100を買い損ねた人には朗報ですよね。

うちにはLX3があります。暗いところがちょっと弱いが今でも十分に現役で使える良い写真を作ります。でも電池の蓋や電源回りが壊れかけていて、後継でLX100を買おうとしていたんですが「まだ壊れてないから」とぼやぼやしているうちに店頭から消え、あーあ、買えばよかったなーと、そんな話を夫婦でやってたという個人の話はどうでもいいとして、LX100M2が発売されるというニュースを見ました。

-> プレスリリース: デジタルカメラ LUMIX DC-LX100M2 発売

プレスリリースの後、ウェブサイトにも登場しました。10月中旬の発売だそうです。

-> コンパクトカメラ DC-LX100M2

LX100から何が変わったんでしょう。

センサーとか液晶とか

センサーが高画素化して有効画素数が1700万画素になりました。LX100はいくつでしたっけ。順当に今風になったということですね。それに合わせてレンズもアップデートされているようです。改良版って言うのにふさわしい改良というか、普通に改良版です。

背面の液晶モニタがタッチパネルになったそうで、要望が多かったんでしょうか。動く液晶モニタではありません。

4K PHOTO

4K PHOTOっていう、ムービー機能を利用した特殊な写真撮影の機能があります。多くのコマを撮って最適なのを選んだりフォーカス違いのブラケット撮影+合成みたいなことができたりするようです。技術的にこういうことが可能になりました。いろいろ多機能ですが、問題はこの機能をサクッと簡単に使えるかどうかですね。そのあたりは怪しいかもなと個人的に思っておりますが。

それから、Bluetoothの接続ができるようになりました(確かLX100はWi-Fiのみでしたよね?)

接続

接続については公式もプロレビューもほとんど情報がなくて判断できないんですが、自分が知ってる限りWi-Fi接続を謳ってるデジカメのすべてが専用Wi-Fiに切り替えないといけなくて、こんなの実質使い物になりません。Bluetoothだと接続が簡単ですから実用になるかもしれませんね。

位置情報

LX100と同じく、GPSスマホと連動させて位置情報を記録できると記述されています。しかも「NEW 位置情報記録」と書かれています。LX100でも同様の記述があったはずなんですが、NEWと言うほどのことが起きたんでしょうか。この機能にとても興味あります。写真に位置情報が付かないのでデジカメ撮影の頻度がどんどん減ってるんです。

逆に変わらないところがたくさんあって、改良版・価格暴落阻止版ですから変わらないことは重要です。

広角レンズとインターフェイス

このカメラで最も惹かれるのは広角のレンズと操作のインターフェイスです。そこはLX100と同じです。

F1.7 – 2.8の明るいレンズ、W端3cmのマクロ撮影、35mm換算24mmスタートの広角ズーム、いいですね。

操作はFUJIFIMLのデジカメみたいなカメラ臭いインターフェイスです。これが何つっても魅力です。

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ダイヤル部 (公式のスナップショット)

まず露出ダイアルが触りやすいここにあります。これです。鬱陶しいモード切り替えダイヤルなんてのがなくてすがすがしい。

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絞りリング  (公式のスナップショット)

絞りはレンズのここに。使いやすい。この絞りとシャッター速度ダイヤルの組み合わせで自由に撮れます。

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縦横比切り替え (公式のスナップショット)

LXシリーズのアイデンティティはやっぱこれでしょうか、センサーをフルに使ったマルチアスペクトの切り替えです。

このように必要なものがたくさんハードウェアに仕込まれており、メニュー画面を開く機会はほとんどありません。これがまたこの機種のいいところですね。

2018年10月発売

ダイヤルやスイッチがたくさんあるということは部品点数が多くコストがかかってるって事で、おのずと値段も高くなります。10月中旬発売、Amazonでも予約できるようになってますが上等の値段ですね。

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このLX100M2、LX100をすでに持っている人が買い換えに走るようなアップグレードとなるのか微妙なところかもしれません。すでにLX100持ってる人どうですか?

そして、LX100が欲しいのに買えなかった人ってのは結局安く買おうとしてタイミングを失った人が多いような気がします。買おうとして買わなかった人どうですか?

iPhoneのカメラ機能がそこそこ使えるというので世の多くの人はそれで満足し、結果コンパクトデジカメの業界は戦いを放棄して高級機路線に逃げました。業界がヤバくなると得てして言い訳をしながら高級路線に逃げます。これはいいことであるのかそうでないのか、とても難しい問題を孕んでいます。あ、いえ、LXシリーズは最初から高級コンパクトデジカメの分類ですから、この機種はこれでいいと思うんですけど一般論として。

 

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