COOLSCAN V ED

各社カメラ事業の撤退、縮小ばかりが目立ちますが、フィルムスキャナー市場というのもどうやら風前の灯、今買わないと「次機種はきっともっと良い筈」なんて悠長に構えているうちに全ての商品が消えてなくなりそうです。

というわけでコニカミノルタのDIMAGE Scan Dual IVなるなかなか良さそうな機種はすでにどこにもなくて、選択肢は最早Nikon COOL SCANシリーズしかないのです。

今となってはちょっと古くさく感じますが、もうこれ以外ないも同然。実際、現在は扱っているところも少ないようです。

一番人気の5000EDは速度、画質とも申し分ないですね。でも安いV EDを手に入れました。5000EDと比べて、わずかにダイナミックレンジが狭いのとスキャン速度が遅いのが違いです。

さて前置きが長くなりましたが5000 V ED、これいいです。パーソナルフィルムスキャナもこんないいところまで来ていたんだなというのが実感。

実はフィルムスキャン、ものは試しとエプソンのフラットベッドスキャナ(GT8700)で試してみたことがあります。そのあまりの画質の悪さに、フィルムスキャンなんて所詮素人には無理無理なんて思ってました。

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右側がCOOL SCAN。これほどの差があります。

100%表示なのでノイズがありますが、5000pix以上ある画像なので実際にはあまり気になりません。

優れているのはゴミ取りやトーンカーブでの調整取り込み。これは便利です。現像屋さんに出しても好きな調整をすることはできません。露出不足の大失敗作も何となく生き返らせることが出来ます。
速度についてはやはり辛いものがあります。

上位機種の5000EDは単純にスキャン速度が倍なのですが、スキャン工程にはゴミ取りや画像調整など単純なスキャン作業以外の時間がかかるので、スキャンだけが倍速くても全体の時間は2割程度しか違わないのではないかと思います。ちなみに全体工程では一枚10分くらいかかっています。
ただしプレビューに関しては速度が欲しかった。取り込み時間は耐えられてもプレビューの遅さはきついです。

画像が奇麗な分、保存に必要なディスク容量は膨大です。一枚130MB以上ありますから、数百ギガバイトのハードディスクもすぐに満タンになります。
フィルム一本分をDVDにバックアップしようとしても、36枚撮りなら容量オーバーで入りません。

そうまでして大容量が必要かどうか微妙ですが、せっかくなので最高画質で保存したくなるのが人情です。時間がかかる取り込み作業を二度としたくないのもあります。

デジタルゴミ取りは、ゴミや傷を判別するための物理的な走査を個別に行うため、画像とゴミを見誤るということはありません。常時オンにしておくことで、神経を使うフィルムのゴミ問題もまったく気にすることなく作業できます。ずぼらな私のような人間には福音です。

もうひとつ、古い写真を復活させる機能があります。
これは写真によって効果絶大な場合と、トーンカーブで自力でやったほうがいい場合とがあります。バランスの良い風景写真なんかは見事に蘇りますし、複写やもともと色の偏った被写体の場合はとんでもないことになります。
プレビューを見て使用するかどうかを見定めるのがいいでしょう。

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というわけで唐突にフィルムスキャナをお勧めしてみました。
尚、インテルマックにはドライバが用意されていないのでMacの場合はPPCマシンを選択する必要があります。今後もインテルマック用にドライバが更新される見込みは少ないでしょう。

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