Lightroomの代わりにLuminar 4 を使える恩恵

Luminar 4 という写真加工ソフトがあると聞いて試してみたらわりと良かった上にプラグインとしても使えると判ってこれならLightroomが不要になるなと、Apertureをまだ使っている人間として大変ありがたい状態になったのでその話を一席。

ApertureとLightroom

Aperture icon Appleの史上最高写真管理ソフトApertureがポイ捨てされてから長い年月が流れましたが代替がないのでまだ使っている人もいます。例えば私です。

代替がないといいながらも強いて言えば有力なのはAdobe Lightroomです。今はLightroom Classicとかって名前に代わり単品販売も終了しAdobe的には他のクラウド製品推しですでに投げやり状態、こちらも萎みつつあるようですが、とにかくApertureに一番似ているのがLightroomです。

 写真の編集機能に関してはApertureの代替どころか、とっくの昔から完全に凌駕しておりまして、Apertureを使いながら「編集だけLightroomでできればなあ」なんて皆思っていたはず。

一方、管理機能は長い間Apertureの足下にも及ばず、バージョンが上がって何とか追いついてきた感じですがやはり敵いません。敵うところもいろいろありますよ、例えば条件による絞り込みなんかはLightroom、かなり良くなりました。ある意味Apertureの絞り込みより扱いやすい部分もあります。

でもまあ表示のメタカスタム、リスト表示、プロジェクト比較、ライブラリ管理、速度、見た目、使い勝手、多くはやはりApertureにはまったく及びません。

例えばメタデータの表示のカスタム – ありとあらゆるデータをチョイスして表示可能
例えばフィルタ – メタデータのすべてがフィルタに設定可能
リスト表示
プロジェクト比較

と、今さらApertureの機能を自慢してもしょうがないんですが、てなことを前提に、ここ数年いろいろと冒険の旅に出ていたわけです。

ひとつはApertureの代替ソフトを探す旅、ひとつはApertureとLightroomを共存して使おうとする旅、ひとつはApertureの編集機能を強化しようとする旅、いろいろ彷徨いました。

Apertureの代替を探す旅

まず最初に優れた画像管理ソフトを探す旅についてちょっとだけ触れておきます。

Apertureはもうとっくに捨てられたわけですから、その代替を探すということをもう何年もやっています。何かめぼしいソフトを見つけてはお試しするということを繰り返していますが、これがまあ、見事にありませんです。

当初、Lightroomに文句ばっか言ってたわけですが、実際に他の似たようなソフトを片っ端から試してみて判ったことは「Lightroomですら破格の良い出来」と了解できたってことです。

 例えば大昔に使っていたMedia Proなんかは紆余曲折の果てにCapture Oneに面倒見てもらって割といい線行ってたのでのですが気がつけばディスコンに。老舗アプリでしたが誰よりも先にお亡くなりになりました。

必要とされていない?

そんなわけで、世の写真管理ソフトってApertureどころかLightroomにすら匹敵できないという現実、ついでにいうと写真管理ソフトというジャンルのソフトウェア自体がもうほとんど存在できていないという現実を知ります。それはなぜか。多分使う人が多くいないからです。「きっとみんな必要なはずだ。なのになぜこんなにもこのジャンルのソフトがないのか」と思っていましたが、かつてiPhotoが登場したころとは違って、今は多くの層に訴求しないのです。

プロの人

プロは写真の点数が桁違いな上にプロジェクトごとに頭を切り替えますから網羅するような管理ソフトなんてそもそも不要なわけで、だから仕事ごとにCapture OneやLightroomでやり遂げられればいいのですね。仕事を終えればフォルダごとバックアップしてあとはほとんど見返すこともないでしょう。だからプロの人はさほど写真管理のソフトに高機能多機能など求めていないのです。たぶん。

普通の人

普通の人は写真点数も知れているし、大事な写真さえきっちり保管されてさえいればそれでOK、必要な写真はメタキーワードをわざわざ仕込んで検索したりするよりざーっと目視したほうが手っ取り早いということで、高機能な管理ソフトなどまったく必要としていません。何だったらAppleの写真アプとかいうあんなのでも満足できるわけです。かつてGoogleがPICASAという一般向け写真管理アプリを出していましたがさくっと辞めたのも頷けます。

変な人

妙に点数多い上に内容も種類も多岐に渡っており10年20年経っても再利用の可能性が常に高くデータベース的な意味で高機能な管理ソフトを必要としているような人ってのは考えてみればものすごく少数派なんでしょうね。そのごく少数の変な人にとってApertureみたいな管理ソフトは必須なのでありますが、そもそもこうした変な人が世の中に何人いるというのか。ほとんどいません 😭

画像管理というジャンル

写真というところから少し柔軟に、素材カタログ的なイメージ管理ソフトってのもいろいろ探して試してみました。この手のソフトも数はありますがやはりどれもいまいち力不足。そもそも高機能なアプリ自体がほぼありません。お手軽なやつばかりです。

ちょっと話はズレますがお手軽管理ソフトの中では最近 Eagle というのがいい線行ってると思ってます。素材やネタを放り込んでまとめておくにはちょうどいいかなと。まだ試用しているような状態で、今後使うかどうか決めかねていますが。この手のやつではweb素材絡みでPixaveを使っていたのですが、Pixaveもなんかかゆいところにまったく手が届かないアプリで、似たような目的で複数のアプリを使うのも面倒なのでEagleに一本化してもいいかななんて思ってますがまだわかりません。試用中にフォルダを登録しようとしたら「フォルダが多すぎて登録できません」という情けないエラーを吐くようなレベルではあります。

いろいろ試用しまくった中で、記憶にないけどアプリフォルダに入りっぱなしのやつもありまして、ApolloOneとかいう、これ今発見しましたが何でしたっけ。起動してみると、写真管理のお手軽ソフトっぽいですね。記憶から抜け落ちてますが、悪くはなさそうですね。

管理せずにブラウズできればいいという観点からは、それこそAdobeのBridgeでもいいですし(私は御免ですが)GraphicConverterにだって簡易なブラウズ機能があります。昔はPainterにもありましたよね、たしか。

Eagle
Pixave
ApolloOne

てなわけでこういうお手軽系以外の写真管理ですが、写真管理・編集を自称しているソフトっていうのは現像・編集機能ばかりを強調していて管理に優れたソフトはひとつもありません。管理機能は大抵オマケレベルです。Lightroomが寧ろ管理機能がんばってると言えるくらいです。

ApertureとLightroomを共存して使おうとする旅

ApertureとLightroomを共存しようとして頓挫した話は以前書いた(ApertureとLightroomを並行して使おう…か )のですが結論だけ言うと共存して使うことはできませんでした。

そんなこんなで上記投稿内でも書いてる通りApertureを使い続けるという結論がすでに出ていて、今はあまり本気で代替を探してはいません。探しても無駄だとわかってきました。

Apertureの編集機能を強化しようとする旅

Apertureを使い続けることはいいのですが、不満もあります。もちろんそれは現像・編集機能です。Apertureは現像やちょっとした編集もできる管理ソフトという位置付けでして、簡易な補正さえできれば十分便利、複雑なことがしたいなら外部編集でPhotoshpを起動させればいいだけ、と、そんな感じで使っていました。ですがLightroomの編集機能に触れてしまうとそうもいかなくなってしまいます。写真現像と編集に特化したLightroomの使い勝手はPhotoshopで同じようなことをするより遙かに簡単素早く行えます。「いいなあ。この機能いいなあ」と思ってしまうのが人の常。

Apertureの編集にLightroomの機能があればいいのに、などとあり得ない望みを抱いたりしつつ、そうだ、良い出来の編集プラグインを探してみるってのはどうだろう、とそういうのを試し続けたこともあります。

DxOもその一つ。でもこのメーカーったらApertureのプラグインになるとサイトに書いているくせに実際に買ったらApertureは対応外で使えないという、そういう詐欺みたいなことをやらかしたのでして、返金にも応じず「単体アプリとして使え」の一点張り、私ははらわたが煮えくりかえると、そういうこともありました。

Nik Collection が無料になってApertureプラグインにもなったという喜ばしい出来事もありました。その後また別の引き取り手にもらわれていきましたね。えっ?DxO?まじすか。それは最悪やな。Nik Collection、悪くなかったんですが何だかいまいち使いにくくていつの間にかほとんど使用することもなくなっていました。

Apertureのプラグインを網羅するページがAppleのサイト内にありましたが当然今はありません。Apertureが捨てられてからもう随分経ちます。いつしか、Apertureのプラグイン機能のことなんか頭から抜け落ちていました。

で、そのApertureユーザーが羨望のまなざしを送っていたLightroomの編集機能すら過去へと押しやる話題のLuminarってやつを知りまして、ここからやっと本題に入ります。

Luminar

Skylum Luminar

Luminarの名は知っていましたが、管理機能がない単なる編集ソフトである点と、一押しなのか太陽光のフレアエフェクトを全面に打ち出していたこともあって、自分とは関係ないなと興味を持てずにいました。

ところが、あるときから簡易な管理機能が付いた、太陽光だけではないさまざまなAIの写真補正の技術、みたいな広報に触れて、Luminar 4 も出たというのでまた試用してみたのです。

最近のバージョンから付いたと言われる管理機能はまあオマケ程度のもので、速度的にも使い勝手的にも機能的にも見た目的にも「多くの写真を一元管理」みたいなことにはまったくなりませんが、編集しようとしている写真群を固まりとして読み込んで作業しやすいようにするという意味で最低限の機能が実装された感じです。

そんな機能より、話題のAIによる画像補正ですが、これがまあ、なんというか、ちょっと面白いんですね。簡単だし。期待通りに動かないことや何がどうなってんのか判らないことも多々ありますが、でも確かにこれ良いんですよ。Lightroomの編集機能も優れていますが、Luminarのは根本的に発想が違うというか、Luminarを触ってみるとLightroomですらPhotoshopの呪縛から逃れ切れていなかったんだなあなんて思ってしまうほどです。

で、とはいえ管理機能は貧弱だし、あえてこれをメインに使うとか、ましてやApertureの代替になり得るとは思えないので「ああおもしろかった」とお仕舞いにしようと思いきや、Luminarには重要な機能が付加されていたのであります。

プラグイン

Luminarはプラグインにもなります。単独で起動させて使うだけじゃなく、余所のソフトからLuminarを呼び出せるんですね。Lightroomのプラグインにもなります。Photoshopのプラグインにもなりますし、どうでもいいけどMacの写真appとかいうアプリのプラグインにもなります。そして、何ということか、2019年の11月に発売されたLuminar 4なのに、ちゃんとApertureのプラグインにもなるんですよ。サイトで謳っていないのにインストールしたらちゃんとApertureに対応しているという奥ゆかしく素晴らしい対応です。

Apertureに組み込まれたLuminar 4

かつて「Apertureの編集にLightroomの機能があればなあ」とわけのわからない望みを抱いていましたがそれを凌駕する機能をプラグインとして手に入れることができました。

プラグインの編集はシンプルではなく、実質アプリを起動して使うのとあまり違わないんですけど、やはりアプリをわざわざ起動させてファイル読み込んで編集して名前付けて保存して、みたいなそういう面倒から解放されるのは大きいです。

早速Apertureから写真を適当に選び、Luminarで編集、あれこれ弄くって遊んでみました。これは楽しい。しかも楽ちん。しかも何だか見栄えいいし。

Apertureからプラグインとして呼び出せる
Luminarで編集 – プラグインの良さは名前を付けて保存したりしなくて済むところ

Luminar自体、面白いんですがいろいろと詰められていないというか、AIによる本体機能以外の部分がかなりおろそかで、インターフェイス周りや応答速度にもまだまだ問題を抱えています。管理機能が充実することに期待しても無駄でしょう。本体機能のみが面白くてそれが売りなので、それ一本で突き進んでいる感じですね。いいと思います。Apertureのプラグインになるんだからそれだけでもベタ褒めしていい。

何にせよ最高管理ソフトが最新の編集プラグインを手に入れて代替探しどころか無敵状態となってしまいました。

Aperture延命の巻

ということでですね、Apertureの代替を探さないとなあと思いつつ最終的には延命させてしまったという話のオチでありまして、最新のOSではApertureは動かないそうですが、FCP始め動かないソフトは他にも多岐に渡り壊滅状態でありますゆえ最新OSに移行など不可能でありまして、ならApertureの代替を急いで探さなくてもいいか、なんせLuminarも手に入れたしな、と、そんなお話でございました。

 

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