Adobe CS3を再インストールした覚え書き

手元のAdobe 各種CS3が起動できないことに気づきまして、IllustratorやIndesignなど CS3の新しいライセンス版を取得してインストールしましたがこれ結構たいへんでした。

CS3起動不可

使用しているMacOSは10.12 Sierraで、システムは古い環境から都度アップデートし続けたシステムです。老舗うなぎ屋のタレのようなこってり熟成システムで、起動もできないまったく使わない古いアプリケーションがまだ入っていたりします。仮想や別ディスクの旧環境へそのまま持って行く場合に使用するためもありますが、古いアプリケーションを希に起動したいときもあります。

CS3のアクティベーションサーバー停止で使用不可に

AdobeのCS3なんかは希に起動したりします。で、起動できなくなっていることに気づきました。Adobeのアクティベーションサーバーが停止され認証できなくなっていたんですね。

CS2のアクティベーションサーバーが停止したときはAdobeのサイト内に認証不要バージョンとそのシリアルが載っていました。これを「CS2をただでばらまいた」と受け取る人間が大量発生してしまったこともありましたね。CS3の対処はどのようになされているのでしょうか。

インストーラーをダウンロード

Adobeの対処ページがありました。アクティベーションできなくなったため、認証不要バージョンをダウンロードしてインストールしてくれというようなことが書いてあります。2017年には停止していたんですね。滅多に起動しないから全然気づきませんでした。

誠に勝手ながら、Creative Suite 3シリーズ/CS3シリーズ/Acrobat 8の各製品につきまして
技術的な理由により、旧来の認証サーバを停止する運びとなりました。
そのため、ご購入時のシリアル番号がご利用いただけなくなってしまいました。
※サーバー停止に伴い、電話認証サービスも終了しております。

CS3及びAcrobat8のライセンス認証について

ページ内にやりかたがごちゃごちゃ書いてあります。何だか面倒臭そうです。すっ飛ばしたいです。他を探してみましょう。探しますとこういうページがありました。

https://helpx.adobe.com/jp/creative-suite/kb/activation-fails-cs3-acrobat-8.html です。こっちのほうが判りやすい。

CS3 または Acrobat 8 アプリケーションをライセンス認証できませんか?「ライセンス認証 – 接続なし」または「インターネット接続が検出されません」など、ライセンス認証アラートが表示され続けますか?交換用のシリアル番号とインストーラーを入手する方法、またはアップグレードの特典を利用する方法については、こちらをご覧ください。

ライセンス認証エラーまたは接続エラー | CS3、Acrobat 8

まずこのページ内の「ログイン」ってところからログインして改訂版のシリアル番号をゲットする必要があります。ログインしている状態でリンククリックすると新規シリアルの取得というページに進みますので、CS3のシリアル番号を入力してインストーラーをゲットします。

CS3のシリアル番号?忘れたわ!

という人は、「元のシリアル番号がわからない場合: シリアル番号を検索するを参照してください」という一文に注目、これまでAdobeのサイトに登録してきた人なら、その一部が取得できます(古いソフトは登録していたはずなのに載ってなかった)

CS3はなんとか登録したシリアル番号を確認することができました。シリアル番号のメモが失われたものもいくつかあったのですかさずページ内容を保存します。

Adobeに登録もしていない、IDもない、シリアルナンバーわからないという人はがんばってインストールディスクを探しましょう。

こうして新しいシリアルナンバーと新しいインストーラーをゲットできました。これで全て上手く行くはずでしたがほんとうの地獄はここから始まります。

macOS 10.12にCS3をインストール

一般的な手順

一般的な手順は、ユーティリティフォルダ内にあるAdobe Installersフォルダを探します。この中に該当アプリケーションの「追加または削除」「アンインストール」みたいなエイリアスがありますから起動します。

まずアプリケーションのアンインストールを行い、後に新しいインストーラーを使ってインストールしましょうとのことです。

私は迂闊にも「はいわかりました」とさくっとCS3を削除したのです。関連ファイルも削除され、改めて新しいインストーラーを使ってインストールします。

うまく行かなかった

はい。インストーラーをダブルクリックしてもうんともすんとも言いません。インストーラー動きません。なぜか。OSが新しすぎて動かないのです。インストーラーは新しく作られたものであるにも関わらず旧OSでしかインストール出来ないという地獄です。

蒼ざめました。どうしようCS3はすでに消しちゃったよ・・・

ターミナルで

半泣きで検索しまくりましたら、解決策が書かれていました。どのサイトだっけ。忘れたけど内容はこうです。

  1. インストーラー Setup.appのパッケージを開いて、Contents/MacOS/Setup を見つけます。
  2. Setupをターミナルにドラッグしてリターンで実行します。

Setupが動き始めました。やった!インストールは粛々と進み、完了しました。ここでインストールしたのはIllustrator CS3です。

インストールできたので早速起動してみると・・・・起動できません。開いたかなと思ったらストンと落ちて消えます。

ユーティリティから再インストール

何度試しても起動しないのはどうやらインストーラーが真面目に仕事をしていなかったからのようです。ちゃんとインストールされていません。そこで、ユーティリティフォルダにまた新しく作られていた「追加と削除」を起動して、そこから再インストールをしてみました。

またインストーラーが粛々と動き出します。しかし今回はさっきと違う挙動が見られます。共有ライブラリの修復みたいなことをやり始めている模様。

私のアプリケーションフォルダにはCS2あたりからCS6までAdobeのいろんなアプリケーションが入っています。共通で使われるライブラリというか部品みたいなものもきっといろいろ入っているのでしょう。それらが影響し合い、インストーラーが混乱したのだろうと思われます。

で、インストーラーはダウンロードしたファイルですがインストールディスクであると本人は思っていて、昔インストールしたときのように自身をアンマウントしたり他のディスクを要求したりし始めます。

CS3のインストールに他のCS3やCS4のインストールディスクを要求される

インストールが中断され「AfterEffects CS4 インストールディスクをセットしてください」とか、他のインストーラーディスクを要求されるんですよ。手元にCSのいろんなバージョンのインストーラーを揃えておいてる人なんていますか。いないですよね。

CS3 AECS4を挿入してください
CS3 Illustrator CS4を挿入してください画面

アプリケーションのインストールディスクをファイルで保存しておこう!

何年も前にCS3か4か5か忘れたけど再インストールを余儀なくされた経験があって、そのときもCS3や他のCS4など、次々に「ディスクを挿入してください」と要求された経験がありました。そのときはすでにDVDドライブ二連装のPowerMacG4MDDをメインから外していたこともあってディスクの入れ替えがたまらなく面倒臭く「ええいくそ面倒やんけ。そや。全部ディスクイメージにしたろ」と思いつき、ディスクユーティリティを使って手持ちのインストールディスクを全部イメージファイルに変換してHDDに保存しました。

次々にいろんなアプリのインストールディスクを要求してくるときにイメージからマウントさせるとDVDドライブより読み込みも早いし大層効率良くインストールできることがわかりました。

そんな経験があるので、Adobeのインストールディスクはすでに保管用ストレージに存在しています。Illustrator CS3を挿入してください、CS4を挿入してください、AfterEffects CS4を挿入してください、次々に要求されるディスクをイメージからマウントします。

そんなわけで手持ちのインストールディスクをすべてイメージにして保存しておくことを強くおすすめします。これからイメージに変換するとすれば大変な手間がかかると思いますがやって損はないと思います。

というわけでこうして新しいインストーラーでのインストールは何となく上手く完了しました。

CS3 インストール完了

Illustrator CS3は起動したがInDesign CS3が起動できない・・

すべて上手くいったとほくほくしていたのですが、なんとこの手間暇かけた再インストールの果てに、InDesign CS3だけが起動できなくなってしまいました。いや、起動はするのですが新しく発行されたシリアルナンバーが「不正です」と弾かれます。

ID CS3 インストールは完了したのに
新しいシリアルが通らない

何度もやり直したり、何度も何度も番号を確認しましたが新しいシリアルが通りません。これどういうこと?これどういうこと?

またもや半泣きで検索しましたら、Adobeのフォーラムでも似た話が上がっていました。どなたかが同じ症状の果てに新しいシリアルが通らないことをサポートに知らせておられました。Adobeからの返事は「新しいと言えどもCS3インストーラーが対応しているのは当時の旧OSだけ。最近のOSでインストールが上手く出来からと言って知ったことじゃない。わしらは対処する気もないし助言もない。悔しかったら無限レンタル契約して最新のだけ使いやがれ。旧アプリ使うお前らなんかくたばっちまえ」と、いや、こんな酷い言い方ではないですが実質的に同じ意味のことを言われて放置されたようです。

認証サーバーを勝手に停止しておいてこの仕打ち、鬼畜生詐欺師と言われてもおかしくありません。

私もサポートに連絡していますがまだ返事をいただいていません。返事があればここに追記します。

ネット認証への不信感

さてそんなわけで、認証サーバーで認証しないと使えなくなるアプリを販売するということが如何に酷いことか理解出来ると思います。こうした方式が採用されてすでに永く経ちますが、最初から不信感を持っていました。実際にAdobe以外の手持ちのアプリケーションで複数のものが認証できず使用できなくなっております。起動しても認証サーバーに「接続中・・・」と固まってしまうものや「応答がありません。サポートにご連絡を」なんていいながらそのサポートURLも404。こういうのが増えてきております。旧OSでのみ使用することを想定?何を言うとるか。旧OSで動かそうにも認証サーバーが応答しないんだから使えないでしょうが。大企業だから安心?そんなわけありませんね。世界一の大企業Appleとか、大きさは知りませんがかなりでかくなったAdobeがやってることを見ればユーザーの都合など微塵も考慮されていないことが判ります。

実体がないものたち

認証だけでもこの始末、昨今はネット接続が根っこの部分で強制されるアプリも増えました。こんな仕組みに嬉々として大金払うユーザーのお人好しと合わせて、もうすでに資本主義への不信感にまで発展しとります。

話はぶっ飛びますが映画や音楽もそうです。実体のないクラウド上の作品を一盛りいくらで契約して享受するという風潮も文化殺しとして後々みんなが後悔することになるはずです。アーカイブの重要性はそれが失われたときに初めて気づくのです。失われることに危機感を抱くのはゴダールとわしだけですか。

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」でジム・ジャームッシュは主人公に言わせましたね。「手遅れにならないと奴ら(ゾンビ=人間)は気がつかない」

 

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